TAX ライブラリー(2017.07)

2017年度 路線価-相続税・贈与税の算定基準-発表(国税庁)

−全国平均 2年連続の上昇!−

□ この度、国税庁より2017年分の路線価が発表されました(2017年7月3日)。
路線価は、全国の民有地の時価を算定するための基準で、その土地の1平方メートルあたりの価格を示しています(1月1日時点)。これは、相続税や贈与税の算定基準となります。

□ 全国約32.5万地点の標準宅地の平均路線価
 前年比0.4%の上昇で、2年連続のプラスとなりました。
前年を上回ったのは13都府県で、前年の14都道府県より減少しました。

□ 三大都市圏
 東京都で3.2%の上昇(前年2.9%上昇)、大阪府で1.2%の上昇(前年1.0%上昇)と、4年連続の上昇となっており、愛知県で1.2%の上昇(前年1.5%上昇)は、5年連続の上昇です。

□ 全国の都道府県庁所在地の最高路線価
 上昇した都市が27(前年25)都市と2都市増加しました。

□ 全国の最高値
 全国1位は東京都銀座5丁目の銀座中央通りで、4,032万円/u (前年比26.0%上昇)です。これは32年連続です。バブル期のピーク3,650万円を大幅に上回り、過去最高値を更新しました。

<2017年 主要都市別の対前年変動率>
  全 国 東京都 大阪府 愛知県
2017(平成29)年 0.4% 3.2% 1.2% 1.2%
2016(平成28)年 0.2% 2.9% 1.0% 1.5%