LEGAL ライブラリー − 注目の「ITニュース」(2024.05)

連載「ネットワーク管理」

−2.各論(2)「ネットワーク管理の課題」

□ 現代社会における企業活動において、電気や水道等の社内インフラと同様に重要な設備がネットワーク環境です。我が国では、IT人材が不足しており、OECD諸国と比較してもICT利用頻度は極めて低い結果となっております(PISA2022調査結果)。
 ネットワーク管理は、人々が円滑にネットワークを使用し仕事ができるようにする役割があり、また、企業の営業停止や営業機会の損失を防止する役割をも担っています。
 前回に続いて、今回はネットワーク管理の課題について解説いたします。

□ ネットワーク管理を行う際の課題とされている主な項目は次のとおりです。
(1)パフォーマンスの低下  ネットワークに負荷がかかってしまうと、処理速度が下がり、パフォーマンスの低下が生じます。そうなると、復旧までの間、企業は業務を停止しなければならず、機会損失に繋がります。安定したパフォーマンスを維持するためにも、環境整備が求められます。
(2)リソース不足  運用管理や障害監視体制が不十分である、すなわち、人材不足やリソース不足といった課題が挙げられます。
 例えば、情報システム部門の社員が他のIT業務と兼務していることや、システムの運用保守・社内インフラの構築、運用保守、ヘルプデスク業務などの業務を一人の社員が担うケースも存在します(一人情シス問題)。
 また、情報職ではないスタッフが、人手不足から他の職種と兼務している場合も多くあります。技術・スキルが不足している場合、トラブル発生時の対処が遅れたり、対処できない恐れがあります。
(3)機器のアップデート、及び、入れ替え  技術革新が起こると、新たな技術やシステムに対応したネットワーク機器を導入したり、アップデートを行ったりする必要があります。この作業を行う場合は、事前に社内にアナウンスし、現状の環境のバックアップを行います。これには、情報部門の担当者の業務にも大きなストレスがかかります。

□ 我が国ではエンジニアの不足は深刻であり、これらの課題を解決するために外部リソースを活用する企業が増えています。
 次回は、ネットワーク管理業務の課題解決のための情報システム部門の業務効率化について解説します。


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