LEGAL ライブラリー − 注目の「ITニュース」(2023.12)

Meta AI

−AI 体験強化に向けた次世代インフラ

□ 米Metaは、FacebookやInstagram、メタバースにおけるAI体験強化に向けた「次世代インフラ」について発表しました(2023年5月18日)。
 Meta(元Facebook)の創業者でありCEOであるMark Zuckerberg(=マーク・ザッカーバーグ)氏が進めるAI強化策は、@AI向けカスタムチップ、Aコーディングをアシストする生成AIツール、Bスーパーコンピューター、CAIに特化したデータセンター等の開発・構築です。

□ Meta が進める主なAI強化策
(1)AI向けカスタムチップ
 ア.AIトレーニング高速化のためのチップ”MTIA(:Meta Training and Inference Accelerator)”  MTIAは、AIによるレコメンデーションシステムを強化し、ユーザーのフィード上に表示する最適なコンテンツをより迅速に見つけられるように設計された第1世代のカスタムチップ。ASIC(:特定用途向け集積回路)で複数のタスクを並行して実行するようにプログラム可能。
 イ.動画処理向けチップ”MSVP(:Meta Scalable Video Processor)”  MSVPは、VOD(:ビデオオンデマンド)やライブストリーミングの処理ニーズに合わせて設計したASIC。FacebookやInstagramで視聴される動画を適切にトランスコードし、ライブストリーミングに必要な低遅延と処理時間の高速化を効率的にサポート。
(2)コーディングアシスタント”Code Compose”  GitHubのCopilotのような、コーディング向け生成AIツール。Metaによると、既に社内ではVS CodeなどのIDEでPythonを始めとする各種言語のコードの候補を提示させているとのこと。将来はオープンソースで公開予定。
(3)スーパーコンピュータ”RSC(:Research SuperCluster)”  RSCは、米国NVIDIA製GPUと高速インターコネクトを備える世界最速のスーパーコンピューターの1つ。RSCは第2フェーズの構築を完了し、1万6000個の「A100」を搭載した2000台の「DGX A100」システム構成。
(4)次世代データセンター  大規模なトレーニングと推論を処理する液体冷却ハードウェアをサポートする装備と、大規模なスーパークラスターをサポートするように設計されたネットワークであり、AI向けに最適化されたデータセンター。


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