IT ライブラリー − 知って得する!「IT活用方法」(2023.04)

スマートフォンの活用法(83)

−iOS16 新機能(6)eSIMクイック転送

□ Appleは、日本時間2022年9月13日にiPhone用の最新OS「iOS16」をリリースしました。また、同時に「iOS15.7」もリリースしました。iOS16は数多くの新機能を追加した大型アップデート(メジャーアップデート)、iOS15.7は動作が安定しているiOS15系で最新のセキュリティアップデートのみ導入できるマイナーアップデートとしてリリースされています。
 今回は、eSIMクイック転送を紹介します。

□ SIM(Subscriber Identity Module)は、日本語で加入者識別モジュールと訳されます。スマートフォンに挿入されているSIMカードは、加入者を識別するための電話番号や識別IDなどの加入者情報が記憶されているICカードです。スマートフォンに契約先携帯電話会社のSIMカードをセットすることで通信できるようになります。
eSIMはスマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれたSIMのことで、この情報を書き換えるだけで、従来の物理SIMカードの抜き差しと同じ役割を果たします。

□ iOS16より新たに「eSIMクイック転送」に対応しました。この機能を利用することで、iPhone側の設定のみで旧端末から新端末にeSIMの情報を移すことができるようになりました。
現時点では、docomo、au、UQ mobile、povo2.0、楽天モバイルがeSIMクイック転送に対応しています。

□ これまで、機種変更などで古いiPhoneから新しいiPhoneににeSIMを移すには、eSIMの再発行手続きを行った上で再びプロファイルをインストールする必要がありましたが、双方の端末にiOS16がインストールされている場合は、クイック転送機能によって、そうした手間を省けるようになります。
eSIMクイック転送は、iCloudかBluetoothを利用して行えます。


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