IT ライブラリー − 知って得する!「IT活用方法」(2023.02)

スマートフォンの活用法(81)

−iOS16 新機能(4)iOS16.3で「緊急通報」の手順変更

□ Appleは、日本時間2022年9月13日にiPhone用の最新OS「iOS16」をリリースし、10月にiOS16.1、12月14日にiOS16.2とマイナーアップデートが繰り返されてきており、日本時間2023年1月24日にiOS16.3の配信がスタートしました。今回のアップデートでは、黒人歴史月間を記念して黒人と文化をたたえる新しいユニティの壁紙、iCloud用の高度なデータ保護、およびApple ID用のセキュリティキーが導入されます。また、iPhoneの機能向上、バグ修正、セキュリティアップデートが含まれています。
 今回は、「緊急通報」の手順が変更したことを紹介します。

□ 「緊急通報」機能は、「緊急SOS」と呼ばれることもあり、緊急電話をかけて助けを求めたり、緊急連絡先に通知できたりする機能です。自動的に現地の緊急通報用電話番号が表示され、すぐに電話をかけることができます。日本の場合、「警察」、「火事・救急車・救助」、「海上保安庁」が表示されます。
 緊急電話が終わったら、キャンセル操作をしない限り、指定の緊急連絡先にテキストメッセージで通知を送信。さらにiPhoneの現在位置やSOSモードに入ってからの経過時間なども送信されます。現在地が変わったらその都度、最新情報が届きます。

□ iOS16.2までのホームボタンなしのiPhoneの場合、サイドボタンと音量調節ボタンを長押しし続けるとカウントダウンが開始して警報が鳴り、カウントダウンが終了すると緊急通報を行うオプションが提供されていました。この方式では、思いがけずボタンが押され続け、誤発信につながることが多かったようです。
 iOS16.3以降は、サイドボタンと音量調節ボタンを長押しし続け、カウントダウンが開始して警報がなるところまではiOS16.2までと同じですが、緊急通報するにはカウントダウン後にボタンから手を離す必要がある手順に変更されています。ボタンから手を離さずキャンセルボタンをタップすることで緊急通報をキャンセルできるため、誤発信を回避することができます。


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