IT ライブラリー − 知って得する!「IT活用方法」(2022.12)

スマートフォンの活用法(80)

−iOS16 新機能(3)写真アプリの切り抜き機能

□ Appleは、日本時間2022年9月13日にiPhone用の最新OS「iOS16」をリリースしました。また、同時に「iOS15.7」もリリースしました。iOS16は数多くの新機能を追加した大型アップデート(メジャーアップデート)、iOS15.7は動作が安定しているiOS15系で最新のセキュリティアップデートのみ導入できるマイナーアップデートとしてリリースされています。
 今回は、写真アプリの切り抜き機能を紹介します。

□ iOS16以降をインストールしたiPhone(※1)では、標準の写真アプリで切り抜きができるようになりました。写真アプリで人物や動物、建物などの被写体を長押しするだけで自動認識し、被写体だけを切り抜くことができます。
(※1)iPhoneのA12 Bionic以降を搭載した機種でのみ利用可能で、iPhoneX、iPhone8、iPhone8PlusなどではiOS16へアップデートしても利用するとこはできません。

□ 切り抜く方法は次の通りです。
iPhone標準の「写真」アプリを開き、切り抜きたい写真(画像)をタップします。写真(画像)が表示されたら、切り抜きをしたい部分(人物等)を長押しタップします。すると「コピー」「共有」が表示されるので、いずれかをタップします。切り抜いた画像を保存したい場合は基本的に「共有」を選択します。他のアプリに貼り付けしたり、送ったりしたい場合は「コピー」もしくは「共有」を選択します。
なお、切り抜く被写体は自動抽出のため、自分で範囲を選択したり、調整することはできません。また、切り抜きできるのは被写体のみで、背景を切り抜くことはできません。

□ 切り抜き機能が利用できない場合、考えられる主な原因は次の通りです。
・iOS16にアップデートしていない
・非対応iPhoneを使っている(A12 Bionic以降のチップを搭載したモデル以外不可)
・切り抜きたい写真(画像)の写りが悪い