LEGAL ライブラリー − 注目の「ITニュース」(2022.07)

連載「インターネットを使った販売促進活動」

−2.各論「(1)ブランディングC:アウターブランディング」

□ 情報技術の進歩は我々の働き方を大きく変えています。一方、新型コロナウィルス感染症の影響により、人々の日常生活の在り方も大きく変化しています。この世界で生き残れる生物は、強い者でも賢い者でもありません。変化に適応できる生物が次の時代を担っていくことになります(Charles Darwin / Peter Ferdinand Drucker)。
 新時代を切り開くための“成功する事業計画”を策定するために、本稿では、IoTの視点から企業の販売促進活動について解説を致します。

□ ブランディングの実施方法(発信方法)−アウターブランディング
 ブランディング要素が決定したら、2つに分けて実践してゆきます。@社内向けに行うインナーブランディングと、A社外向けに行うアウターブランディングです。
 今回は、アウターブランディングについて説明をします。

□ アウターブランディングとは
 アウターブランディングとは、消費者や顧客、取引先企業などの社外の人々に向けて行うブランド戦略のことです。主に広報活動によってブランドの浸透を図る方法です。
 インナーブランディングと比べアウターブランディングは企業収益に直結し易いため重要視される傾向にあります。しかし、自社のブランド力を高める人は、自社のスタッフですから、両者は車の両輪と言えます。

□ 方策:主に次の2つに分けられます。
(1)コーポレートブランディング
 企業に対して行うブランディングのことです。企業価値を高め、企業イメージの向上を図ります。
 コーポレートブランディングは、価格競争からの脱却、優秀な人材確保、及び、リピート率の向上に役立ちます。
(2)プロダクトブランディング
 商品・サービスに対して行うブランディングのことです。飲料水メーカーや製薬会社等は社名よりも商品名の知名度が際立っていますが、これは、プロダクトブランディングが成功していると言えます。
 プロダクトブランディングは、商品・サービスに付加価値が付き、リピート率の向上に役立ちます。

□ 効果:アウターブランディングによって、次のような効果が期待できます。
 @ 企業やサービスの認知度・イメージの向上
 A 他社の商品・サービスとの差別化
 B LTV(=Life Time Value:顧客生涯価値)の向上

□ 手法:様々な手法がありますが、忘れてはいけない要素は次の3つです。
 @ ターゲットの明確化
 A 差別化
 B 価値の提供の継続と拘り、つまり、ブレることがあってはなりません。
 なお、現代社会ではWEBマーケティングが重要となっています。次回、詳細な説明をします。


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