LEGAL ライブラリー − 注目の「ITニュース」(2022.06)

連載「インターネットを使った販売促進活動」

−2.各論「(1)ブランディングB:インナーブランディング」

□ 情報技術の進歩は我々の働き方を大きく変えています。一方、新型コロナウィルス感染症の影響により、人々の日常生活の在り方も大きく変化しています。この世界で生き残れる生物は、強い者でも賢い者でもありません。変化に適応できる生物が次の時代を担っていくことになります(Charles Darwin / Peter Ferdinand Drucker)。
 新時代を切り開くための“成功する事業計画”を策定するために、本稿では、IoTの視点から企業の販売促進活動について解説を致します。

□ ブランディングの実施方法(発信方法)−インナーブランディング
 ブランディング要素が決定したら、2つに分けて実践してゆきます。@社内向けに行うインナーブランディングと、A社外向けに行うアウターブランディングです。
 まず、インナーブランディングについて説明をします。

□ インナーブランディングとは
 インナーブランディングとは、企業の理念や目標など、価値をスタッフに理解してもらうための活動のことです。
 顧客に企業ブランドをアピールしても、接客やサービスを担当する・スタッフがブランドを理解していなければ、消費者の共感を得ることができないからです。

□ 方策:次の5つが代表的な施策です。
 @ 社員教育
 A 人事評価
 B 賃金体系の整備
 C 労働環境の改善
 D 福利厚生の充実

□ 効果:インナーブランディングによって、次のような効果が期待できます。
 @ 顧客志向の向上→顧客満足度の向上
 A 愛社精神の育成→モチベーション向上
 B スタッフによるブランド価値の発信
 C スタッフの意思共有化

□ 手法:具体的には、@WEBサイトに企業理念や採用ページ(福利厚生関連情報)等のコンテンツ設定、A社史を本にする、Bポスターの掲示、C定期的な研修会の実施等の方法があります。


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