IT ライブラリー − 知って得する!「IT活用方法」(2021.05)

スマートフォンの活用法(70)

−iOS14 新機能-5 マスク着用時のロック解除可能に(要Apple Watch)!

□ Appleは2021年4月27日(日本時間)、最新システムソフトウェア iOS14.5(iPhone)とwatchOS7.4(Apple Watch)の配信を開始しました(2021年5月現在の最新バージョンはiOS14.5.1です)。iOS14.5では、紛失防止タグAirTag対応、新しい絵文字、プライバシー、5G改善、リマインダーなど様々な新機能の追加や既存機能の改善が行われました。
 今回は特に注目されている「マスク着用時のロック解除」について紹介します。

□ マスク着用が欠かせない現在の生活において、Face ID対応のiPhoneロック解除はマスク着用時の顔は認証しなく、マスクを外して認証し直すか、パスコードを入力する必要があり非常に大きなストレスになっていました。iOS14.5のリリースによって、マスク着用時でもロック解除は可能になりました。ただし、Apple Watch Series 3以降のwatchOS7.4をインストールしたApple Watchが必要となります。

□ 設定方法は、iPhoneをiOS14.5、Apple WatchをwatchOS 7.4にアップデートします。アップデート後、iPhoneの「設定」アプリから[Face IDとパスワード]→[Apple Watcでロック解除]という項目が追加されているので、[●●(自分)のApple Watch]をオンにします。この際、Apple Watchを装着してApple Watchのロックを解除しておく必要があります。
設定の後、マスクを着用してiPhoneのロックを解除すると、「Apple Watchでロック解除するにはパスコードを入力、またはFace IDを使用」というメッセージが表示されますので、いずれかの方法でロックを解除します。その後はマスクを着用したままでもFace IDでロック解除できるようになります。その際、Apple Watchがブルッと振動しフィードバックがあり、「このApple Watchでロック解除されました」というメッセージがApple Watch上に表示されます。
なお、Apple Watchのロック解除を有効にした状態は、ユーザーの顔ではなく「マスクを着用した顔」を認識しているだけなので、マスクを着用した他人の顔でもロック解除可能です。その場合、Apple Watchに通知が来るので、そこからiPhoneをロックすることができます。

□ Apple Watchでロック解除する方法は、あくまでiPhoneのロック解除のみ有効ですので、Face IDを利用した決済などでは従来通り、パスコード入力か、Face IDで認証する必要があります。


<WEBサイト構築、コンテンツ開発・権利化サポート>
→ LEGAL NETでは、インターネット端末にレスポンシブ(可変的)なWEBサイト構築、動画制作、WEB番組制作、及び、コンテンツの権利化、流動化のスキーム構築のサポートをしております。お気軽にお問い合わせ下さい。