IT ライブラリー − 知って得する!「IT活用方法」(2020.09)

スマートフォンの活用法(63)

−Express:COVID-19接触通知機能の拡張−国内では未だにCOCOAが必要!?

□ Appleは現地時間9月1日、「iOS13.7」をリリースしました。iOS13に対応する全てのデバイスがアップデートの対象となります。アップデートでは、新型コロナウイルス感染症対策の接触通知に関する更新も含まれています。

□ AppleとGoogleは同日に「Exposure Notification Express(略称:Express)」を発表しました。AppleとGoogleが5月に提供を開始した接触通知システム「Exposure Notification System」の改良版で、iOS 13.7は「Exposure Notification Express」に対応しました。

□ iOS13.7以降では、各国がExpressの採用を決めれば、ユーザーは各国独自の接触通知アプリをインストールしなくても、iPhoneの[設定]で「接触通知」を有効にすれば接触通知を受けられるようになります。
しかし、日本国内では、未だに、接触通知アプリ「COCOA」をインストールしないと、陽性者と濃厚接触した可能性のある通知は受け取れません。

□ 厚生労働省のTwitterでは、「【iOS13.7でも接触通知機能の利用にはCOCOAが必要です】iPhoneの最新OS「iOS13.7」では、接触確認アプリをインストールしていなくても、設定画面に「接触通知」という項目が表示されますが、OSのみで接触通知機能を使えるようになったわけではありません。」「日本で新型コロナウイルス感染症に陽性と診断された方との接触通知を受け取るためには、iOS13.7でも接触確認アプリが必要です。既にご利用の方はアンインストールせずにご利用ください。またインストールされていない方は、ご自身と大切な方、地域と社会を守るため、インストールをお願いします。」と案内しています。

□ グーグル広報によれば、「COCOAはAPIを活用する独自開発のアプリであり、「Express」は公衆衛生機関におけるアプリ開発及び運用の負担をなくし、技術導入の迅速化・簡易化を図るソリューションです。多くの方にご利用いただけるよう、今後も Google は厚生労働省様との対話及び支援を継続してまいります」としています。


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