IT ライブラリー − 知って得する!「IT活用方法」(2020.07)

スマートフォンの活用法(61)

−今秋公開予定 iOS14の新機能

□ Appleは、米国時間2020年6月22日、開発向けイベント世界開発者会議(WWDC2020)の基調講演で、iPhone用の次期OS「iOS14」とiPad用の「iPadOS14」を発表しました。
 開発者向けベータ版は7月に、正式版は今秋リリースされる予定です。

□ iOS14の主な新機能のうち5つを紹介します。

1.App Library
 大量のアプリをインストールした場合に画面の視認性や操作性が低下する問題を解消するために、アプリを整理する機能「App Library」が追加されます。専用画面(ホーム画面の最後のページに新たなエリア)が追加され、全てのアプリが自動的にカテゴリー分けされます。よく使うアプリやユーサーが使いそうだと端末が判断したおすすめのアプリ等のカテゴリーもあります。検索や拡大が可能で、アプリを非表示にすることもできます。

2.ウィジェット
 Androidではおなじみのウィジェット(Widgets)機能がiOS14で強化されます。天気予報やスケジュールなどの情報をホーム画面に配置でき、アプリを開かなくても必要な情報をホーム画面上でチェックが可能になります。時間帯に応じて表示内容を切り替える「スマートスタック」と呼ばれる機能も利用可能です。

3.ピクチャーインピクチャー
 再生中の動画を縮小表示してホーム画面や別のアプリ画面の上に重ねて表示できる機能です。表示サイズ(拡大・縮小)や表示位置の変更が可能です。

4.App Clips
 専用アプリをインストールしなくても、アプリの一部を利用できる機能です。Safariやメッセージ、マップ内のリンク、NFCやQRコードなどから簡単にアプリをインストールできるようになります。コンビになどで買い物をするときや、レンタルサイクルを借りるとき、車を駐車するときなど、さまざまな場面での利用が想定されています。支払いが必要なときは、Apple Payに登録した支払い方法で決済します。App Clips自身と使用したデータは、一定時間再利用されないと自動的に消去される仕組みになっています。

5.Car Play
 「CarPlay」のアップデートにより、NFC対応のiPhoneが範囲内にあれば、車の鍵の解除や始動ができる機能です。最初に対応するのが2021年製のBMW 5シリーズからになる予定です。また、この車のデジタルキーは、自分以外のiPhone所有者にも割り当てられることが可能です。


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