IT ライブラリー − 知って得する!「IT活用方法」(2020.06)

スマートフォンの活用法(60)

−iOS13 新機能-8 Face ID改善と新型コロナウイルス感染症接触通知API(iOS13.5)

□ Appleは日本時間2020年5月21日、iOSデバイス向けのOS「iOS13.5」のアップデートを公開しました。あわせてiPadOS13.5も公開されています。なお、最新版は2020年6月1日にリリースされたiOS13.5.1 および iPadOS13.5.1になっています。

□ iOS13.5では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応した機能が搭載されています。新しい機能は次の通りです。

1.マスク着用時のFace ID
 Face ID搭載デバイスでのマスク着用のロック解除操作を簡略化しました。これまで、Face ID搭載デバイスでマスクを着用したままロック解除する場合、顔認識をしようと1秒ほどたってからパスコード入力画面に移り変わっていたため、“ラグ”が発生していました。iOS13.5では、マスクをしている場合、ロック画面の下端から上にスワイプするだけで、パスコードの入力欄がすぐに表示されるようになりました。
また、App Store、Apple Books、Apple Pay、iTunesや、Face IDでのサインインに対応するその他Appでの認証時にも使用可能です。

2.新型コロナウイルス感染症接触通知API
 AppleとGoogleが共同開発した、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触追跡アプリに対応する接触通知APIが追加されました。2020年4月に開発が発表されていたもので、Bluetoothを利用して、近くにいた相手との接触ログを記録し、14日間保存、接触ログにより感染者と接触した可能性があると判定されると、アプリがユーザーに通知する仕組みです。
 この接触追跡用のアプリは、各国政府または公的保険機関のみが提供できるとされており、日本を含む22の国が導入を決定しています。現時点では日本でのアプリはまだ提供されていません。
 「COVID-19接触のログ記録」の設定画面には、[設定]アプリから[プライバシー]→[Bluetooth]と開くと入ることができますが、日本では「この地域では使用できません」と表示されています。

※API(Application Programming Interface):ソフトウェアやアプリケーションなどの一部を外部に向けて公開することにより、第三者が開発したソフトウェアと機能を共有できるようにするもの。


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