IT ライブラリー − 知って得する!「IT活用方法」(2018.09)

スマートフォンの活用法(39)

−iOS11 新機能-9 写真の新しい保存形式HEIF(拡張子.heic)

□ 2017年9月20日(日本時間)にリリースされた、iPhone・iPad等のモバイルオペレーションシステムの最新版「iOS11」では、多くの新機能・変更点が導入されました。今回は、写真の新たな保存形式HEIFについて説明します。

□ カメラアプリで撮った写真は、iOS10までJPEG形式で保存されていました。iOS11では新たな形式 HEIF(High Efficiency Image File Format)という形式で保存するようになりました。拡張子は「.heic」となります。HEIF形式はJPEG形式と比較してデータ量を小さくでき、かつ、画質の劣化を少なくできる特徴があるため、限りのあるストレージ容量を有効に活用できるようになります。

□ HEIF形式の画像をパソコンで見る場合、macOSの最新バージョンであればHEIF形式に対応しているので問題なく見ることができます。Windowsの場合、現時点ではHEIF形式をサポートしていないので、ユーザー側で対応する必要があります。WindowsでHEIF形式の画像を見る場合、代表的な方法として次の3つがあります。

1.iPhoneのカメラの設定で保存形式をJPEGに変更する
 設定方法は、設定アプリ→カメラ→「フォーマット」をタップすると「・高効率」 「・互換性優先」 と表示されるので、JPEG形式で保存される「・互換性優先」を選択します。

2.パソコンに転送する際の保存形式をJPEGに変更する
 設定方法は、設定アプリ→写真→「MACまたはPCに転送」で「・自動」 「元のフォーマットのまま」 から、互換性のある形式で転送することができる「・自動」を選択します。

3.HEIF形式をJPEGやPNG形式変更するツールやオンラインサービスを利用する
 ツールやオンラインサービスを利用してデータ形式をコンバートします。

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