IT ライブラリー − 注目の「ITニュース」(2018.09)

AI(:Artificial Intelligence=人工知能)

−人類が生命を超越するとき!

□ AI(:Artificial Intelligence=人工知能)の世界的な権威である米国の未来学者・発明家 レイ・カーツワイル(本名:Raymond Kurzweil)が「THE SINGULARITY IS NEAR〜シンギュラリティは近い」を著してから10年が経ちました(著書)。近年、全脳アーキテクチャ・イニシアティブ(WBAI:Whole Brain Architecture Initiative)」も、2025年ごろまでに人間と同等の人工知能を完成すると公言しています。

□ AIとは何か AIとは人間の知能をコンピュータで再現しようとする技術のことです。従来型AIは、論理的AIとか記号的AIと言われ、大量のデータを学習し論理的な計算を行うだけのものであり、“知性”に近づくものではありませんでした。近年は、CI(Computational Intelligence:計算知能)の研究開発が盛んに行われています。これは、「脳の神経伝達を再現したNneural Network(ニューラルネットワーク=神経回路網)」や「生物の進化や行動をモデルにした遺伝的アルゴリズムや群知能アルゴリズム」等、生体や自然現象をモデルにした人工知能技術が世界の研究の中心となっており、既に、多層化されたNNを実現する「Deep Learning(ディープラーニング=深層学習)」技術を利用した「Machine Learning(マシーンラーニング=機械学習)」が実用化されています。

□ 研究開発の方向性 特定分野で優れた機能を持った1つの人工知能では、人間の知性を再現することはできません。人間の脳は「大脳」「小脳」「脳幹」等、様々な部位で構成されており、それぞれの部位ごとに役割が違い、また、脳だけで思考や認識を行っているか否かも解明されていないからです。
 そこで、実用化をするためには、次の5つの人工知能を目的に応じて組み合わせていくことになります。
(1)言語型 ex:Facebook
(2)画像型 ex:日本ラッド
(3)音声型 ex:Google
(4)制御型 ex:BMW
(5)最適化(推論)型 ex:Google

□ 3C電化製品(:カラーテレビ、クーラー、自動車)が普及したのは1960年代であり、この間、人々の生活を一変させてきました。実用性を備えたスマートフォンが登場したのも6年前のことです。技術革新のスピードが加速している昨今、人工知能搭載ロボットが確実に普及していくことになります。

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