IT ライブラリー − 注目の「ITニュース」(2014.10)

インターネットバンキング不正送金に関する新種ウイルス

− 検出件数2万件超! 世界の8割が日本標的!−

□ 銀行が提供しているインターネットバンキング サービスのWEBサイトにログインすると、自動的に不正送金する新種ウイルスが問題となっています。2014年5月から9月までの5か月間で、日本では2万件以上も検出されています(トレンドマイクロ発表、2014年10月14日)。特に、日本での検出件数が世界の約8割に上っています。

□ この新種のウイルスは、利用者が正規ネットバンキングサイトにログインした時点で、感染したパソコンが自動的に他人名義の口座(犯罪者の口座)へ不正送金するものです。ウイルスは、メールに添付されたファイルや企業のWEBサイトに組み込まれ、開封や閲覧することで感染します。

□ 従来の不正送金ウイルスは、感染したパソコンでログインすると偽の画面へ移動し、利用者にID・パスワードを入力させ、それを盗用し不正送金をするものでした。銀行ではワンタイムパスワード−分単位でパスワードを変更するシステム−による仕様変更対策を行いましたが、この度のウィルスはこれでは防ぐことができません。三井住友銀行では、不審メールの開封について注意を呼び掛けています。

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